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実力上がってますか?

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努力は実力につながるか?

「筋肉は裏切らない」という言葉があります。これはトレーニングをすれば、ある程度その量に比例して筋肉が増えていく、という意味でしょう。
では、勉強など“学び”において 同様に「努力=実力」 となるのでしょうか?
私は学びには以下の3つのフェーズがあると考えています。

第1フェーズ:初動の“わかった気”

新しいことを学び始めるとき、多くの人は「まったく分からない」状態からスタートします。用語も概念も手探りのフェーズです。
少しずつインプットを重ねると、「あ、なんとなく分かった気がする」瞬間がやってきます。ここで専門用語を口にしたくなったり、講義で聞いた言葉を使ってみたくなったりする。
ただし、この “わかった気” が実力に直結しているわけではありません。

第2フェーズ:混乱・停滞の時期

次に来るのが「わかった気 → 実際には使えない/点数伸びない」というフェーズです。私が“第2フェーズ”と呼んでいるものです。資格試験などでは、模擬試験を何度もこなしてもなかなか点数が上がらないという声がよく聞かれます。
これは、学びの「見かけの能力」曲線が一時的に停滞している状態です。

実例として、学習曲線モデルでは「準備期」「発展期」「高原期(停滞期)」という3段階に分けているものもあります。([個別指導塾WAM][1])
その「高原期」にあたるのが、まさにこの“成果が見えない・伸びない”時期です。([You-Youスクールみずほ台][2])

この段階で多くの人が「もうダメだ」「自分には向いてない」と思ってバーンアウトしたり止めてしまったりします。実はこの時期をどう扱うかで、継続できる人とできない人で 実力に大きな差が出る のではないかと思っています。

第3フェーズ:真の実力が伸び始める

この第2フェーズを“耐えて”“継続”した先に、ようやく実力が伸びてくる第3フェーズがあります。
私がいう「真の能力向上曲線」は、努力の量に比例して上がっていきます。しかし「見かけの能力向上曲線」は必ずしもそうではなく、停滞を伴うことが多い。
この見かけの停滞期に諦めずに継続できる人が、実力を伸ばしていけるのだと感じます。

継続という能力の差

ここで重要なのは、学習の“得意・不得意”ではなく、「継続できるかどうか」です。

  • チャレンジをいとわず、色々なことに飛び込んでいく人は、たとえ努力しても実力が急に上がらない時期を体感的に知っています。だからこそ「今は停滞してるだけ」という感覚を持てる。
  • 一方で、停滞時期に「自分は向いてない」「変わらない」と感じてしまった人は、そこで手を抜いたりやめてしまったりします。つまり、能力の差というよりも「継続という習慣・姿勢の差」が実力の差になっていきます。

学習科学の視点でも「成長型マインドセット」「停滞型マインドセット」の違いが指摘されています。
また、「停滞を感じていること自体が、次のステップに進むための出発点になり得る」という解説も出ています。

では、どう乗り越えるか?

ここからは “気軽にさらっと読める”ヒントを3つ紹介します。

  1. 停滞期を“休憩感”ではなく“助走期間”と捉える
    たとえば語学学習でも、「全然伸びてる気がしない…」という時期がありますが、それこそが次のジャンプのための “助走” かもしれません。

  2. 方法/環境をちょっと変えてみる
    停滞感を感じるとき、原因は「自分がダメ」というより「今の方法・環境がそろそろ限界を迎えている」ことが多いです。
    例えば:

  3. 学習時間をずらしてみる(朝から夜に/夜から朝に)

  4. 勉強場所・道具を変えてみる
  5. 自分の理解を“言葉にして説明する”ことで整理する

  6. 「継続できる仕組み」をつくる
    勉強が習慣化してくると、「無意識レベル」で行えるようになってきます。環境を整えたり、短時間でも毎日触れるようにすることで、継続のハードルは下がります。
    「毎日5分だけでも取り組む」「毎回振り返りを書く」など、小さなアクションが効果的です。

まとめ

  • 努力=実力 と単純には言えない。
  • 学習には「わかった気」「停滞」「伸びる」というフェーズがある。
  • 停滞期をどう扱うかで、実力の差が生まれる。
  • 継続するための姿勢・環境・方法を意識することが鍵。

さあ、停滞の時期を むしろ楽しんでみませんか?

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引用・参考URL

Author: Tuta | Published on: 2025年10月23日

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