特許がとれる条件「新規性と進歩性」
特許がとれる条件「新規性と進歩性」
特許を取得するには、新規性と進歩性という2つの重要な条件が必要です。
これを満たしてはじめて「これは新しい発明!」として認められるわけですね。
新規性とは
新規性は、「今まで世の中に知られていないこと」がポイント。
すでに公開されている技術や情報と同じだったら新規性はありません。
例えば、自分が考えたアイデアをSNSで紹介したり、展示会で発表してしまうと、
自分で「新規性なし」と判定してしまうこともあるので注意が必要です。
まったく同じものが過去やどこかにないことが新規性と考えるとわかりやすいです。
進歩性とは
進歩性は、「専門家が見ても、簡単には思いつかないこと」がポイント。
すごくざっくり言えば、“誰でも思いつくような組み合わせや改良”は進歩性がないと判断されます。
逆に、既存技術を工夫して新しい使い方や効果を出せれば進歩性があると認められることも。
専門家でも「おっ、それは予想しなかった!」となるくらいの工夫が大事です。
例で見る新規性・進歩性
- 「コーヒーの新しい抽出方法」を考えた場合
→ 過去の文献やインターネットに同じ方法が載っていれば新規性なし
→ 既存技術の単なる応用だと進歩性なし
→ まったく新しい組み合わせや意外な工夫があれば進歩性あり
まとめ
- 新規性=今まで世の中に無かったこと
- 進歩性=専門家でも簡単には思いつかないこと
この2つが揃ってこそ、特許として認められます!
意外と身近なアイデアにも、しっかりこの2つの条件がチェックされているんですよ。
参考URL
- 特許が認められる条件とは?~新規性と進歩性がポイント(toreru.jp)
- 発明が特許を受けるためには~新規性、進歩性がカギ(日本弁理士会東海会)
- 新規性と進歩性の違い(弁理士法人パテントボックス)
- 新規性と進歩性との関係(今岡憲特許事務所)
- 新規性と進歩性 - きのか特許事務所
- 進歩性のある発明を見つける(知的財産用語辞典)
Author: Tuta | Published on: 2025年09月05日